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モーツァルト音律療法1――トマティス博士・驚異の聴覚理論入門  (2018年3月新刊) 

  篠原 佳年 著


 
  ■電子書籍: 未発行

  ■POD書籍:快癒塾発行: \1,600 (消費税別)/(A5判184頁 ISBN978-4-907875-65-7)
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 ◎本書について
  モーツァルト音律療法1――トマティス博士・驚異の聴覚理論入門

 
モーツァルトを聞けば、心も体も健康になり、コミュニケーションや人生を豊かにする理由を解説した書。モーツァルトの音楽が記憶力をよくする、健康を増進する、犯罪を防止する、野菜がよく育つ、乳牛の搾乳が豊かになる……など、モツーァルト効果が知られるようになったのは1990年代ごろから。その端緒となったのは、フランスの耳鼻咽喉科の医師、アルフレッド・トマティスが開発した聴覚療法が知られるようになってから。トマティス博士(2001年没)は、音楽で耳の聴力・聴覚を改善する研究を通して、モーツァルトの音楽に、人間や動物、植物に共通して生体を活性化し正常化する不思議な音律効果があることを提唱し、実際に臨床的にその効果を実証。どうしてモーツァルト音楽にそんな効果があるのかを、耳の構造と働きを解析して明らかに。本書は、トマティス博士の聴覚理論を自ら体験した裏づけのもと、著者が独自に考察した耳という器官が、心と体と人生に多大な影響を及ぼしていることを詳解。そこから、耳を変えれば心が変わり、体が改善し、社会性や人生にもプラスに影響する可能性を紹介。それを可能にするモーツァルトの驚くべき音律効果と耳の役割などを解説。

◇種本:『モーツァルト療法』(共著)、マガジンハウス、1998年10月22日第1冊、ISBN978-4-8387-0932-8。


著者紹介
篠原 佳年(しのはら よしとし)
 1950年大分県生まれ。徳島県池田町で育つ。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。膠原病(主に関節リウマチ)及びアトピー性皮膚炎を中心に治療を行う傍ら、聴覚・栄養療法による様々な病気や障害を治す研究にもとづき、患者が参加する医療を提案。また人間としての気づきやコミュニケーション改善のための講演やセミナーなどの活動を展開している。
 主な著書に、『快癒力』(サンマーク出版)、『幸福力』『奇跡の聴覚セラピー』(PHP研究所)、『人生50歳脱皮論』(講談社)、『いつでも、今がいちばん幸福』(竹内書店新社)、『生死同源』(幻冬舎)、『意識の扉をあけて』(七賢出版)、『病気を治すのはあなた自身』(日新報道)、『病気を治すのは自意識力』『治る人』(青龍社)、『サバイバルモードから抜け出す方法』(ビジネス社)、『治癒力創造』『モーツァルトを聴くだけでみるみる元気になる!若返る!』(主婦の友社)、『絶対成功力』『モーツァルト療法』『絶対モーツァルト法』『愛のモーツァルト法』(マガジンハウス)、『モーツァルトを聴くと超健康になる』『不眠が治る「魔法の音」CDブック』(マキノ出版)、『奇跡の音8000㎐英語聴覚セラピー』『できる人は右耳を使っている』(きこ書房)、『モーツァルトCDブック』(シリーズ、主婦の友社)、『魔法のくすり箱』『ファンタジックゴルフ』(コボリ出版)、『モーツァルトセラピー』『アトピー最新医療』『リウマチが治った 寛解症例続々』(知玄舎)など多数。

 
目次

 まえがき
第一章 耳の驚くべき秘密を解いたトマティス博士
◎部屋全体を楽器にしたトマティス博士、究極のハミング
◎それは「カーブ」という発声法
◎常識を超えていたトマティス博士の発声法
◎こころの扉を開ける方法、モーツァルト音律療法との遭遇
◎耳のストレス、音のカーテン
◎奥が深い耳の療法、モーツァルトセラピーとは?
◎シャリアピンが肉声でガラスを割ったという伝説は?
◎気導と骨導という二つの音の伝導経路
◎共鳴や反射で音声は謎めいた伝わり方をする
◎人体は音の共鳴体、楽器そのもの
◎「カーブ」とは美しく話すための発声トレーニング法
◎ハミングはだれにでもできる簡単な健康法
◎耳の健康は体の健康をリードする
◎トマティス博士が苦しんだフランス語という言語の壁
◎キーワードは「モーツァルト」
◎七歳から十歳のころ『魔笛』がすべてだった博士の少年期
◎モーツァルトの音楽に魅せられたトマティス博士
第二章 モーツァルト音楽の秘密を繙いたトマティス博士
◎耳の聞こえと発声には深い関係があった
◎聴覚改善装置「電子耳」とモーツァルトという音素材
◎どんな音楽よりも耳に親和性があったモーツァルト
◎神童モーツァルトの生い立ち
◎ベートーベンとバッハ、ショパンの音楽との違いは?
◎システィーナ礼拝堂で示した驚異的聴き取り能力
◎トマティス博士の作曲家についての見解
◎モーツァルト効果とは
◎続々と傑作を生み出し始めた青年モーツァルト
◎傑作オペラのヒットから名曲レクイエム、そして死
◎耳の構造が解明されるまで
◎歌が歌えないオペラ歌手の治療から発見した耳と声の秘密
◎言語で異なる周波数帯の発見=パスバンド
◎言語によって切り替わる中耳のなかの驚くべきの仕組み
◎トマティス博士の「人間の耳」についての専門的説明(引用)
◎耳の聴力には個別的な傾向がある
◎モーツァルトの耳と四〇〇〇ヘルツ
◎ポリグロットの耳と新生児のままの原始耳
◎音楽耳と利き耳(主導耳=右耳)の関係
◎右脳と左脳と主導耳(利き耳)の関係
◎音楽耳の持主モーツァルトはどう曲想を創造したか?
◎メタフィジカル宇宙から音楽を聞き取ったモーツァルトの「宇宙耳」
第三章 それは胎児の時から始まった耳発生の八段階
◎新生児の耳はどんな音声も聞き分けることができる
◎胎児は確実に音声を聞いている
◎トマティス博士の異説によれば胎児は超高音を聞いている
◎胎児の耳は、外耳も鼓膜も中耳も羊水で満たされていた
◎胎児の全身は胎児の耳の拡張したものかもしれない
◎「民族耳」と「保身耳」が人生を決める
◎固体発生として八つの耳の成長段階が考えられる
◎言語の耳「民族耳」と個人の耳「保身耳」はフィルター
◎「原始耳」が覆い隠されることには理由がある
第四章 中耳が操る「民族耳」と「保身耳」
◎「民族耳」の特徴はカメラレンズの絞りと同じ
◎人間の耳にはカメラの焦点と絞りの構造が隠されている
◎「民族耳」の特色をパスバンドで表すと……
◎パスバンドは自然環境で発生する
◎北米大陸の自然風土が英語を米語に変えた
◎日本人が国際社会で孤立するのは日本語の「民族耳」に原因がある
◎バベルの塔の伝説は自然風土と言語の関連を象徴
◎聴力の秘密を握る中耳には二つの小さな筋肉が暗躍している
◎一般論では耳の構造はこうなっている
◎トマティス博士は「耳の関所」を発見した
◎中耳は驚くべきフィルター(関所)の役割をしている
◎カルーゾの歌い方に「フリップフロップ」を発見した
◎トマティス博士はたてつづけにこんなすごい耳の発見をした
◎耳をストレスが襲うと耳はその音にカーテンをかけて遮断する
◎カーテンをかける「保身耳」は中耳にセットされている
◎「保身耳」は自閉症のはじまりである
◎「絶対音感」教育はトラウマを招くことがある
◎「イメージ耳」が自己保身を築く
◎子像のチェーンの物語に学ぶ
第五章 モーツァルトで癒すトマティス博士の耳療法
◎耳のバリアーをとるとクラシックが楽しく聞こえるようになる
◎ストレス耳と音のカーテン
◎「人間の声には耳で聞いた音しか含まれない」
◎「耳は脳にエネルギーを調達している」
◎「耳のストレスで体のストレスが分かる」
◎リスニングテストには八項目もある
◎耳の自己診断をしてみれば必要性が分かる
◎耳でストレスもトラウマも心理状態も分かる
◎耳で運動能力や健康度、仕事の向き不向きまで分かる
◎耳も人生も蘇るモーツァルト音律療法の効果
◎ヘッドフォンの音を聴いているだけだから眠っていてもよい
◎耳だけで胎内回帰できる
◎耳はいつでもリニューアルできる
◎モーツァルト音律療法でこんなスゴイ効果が期待できる
◎モーツァルトは偉大な人生の天才
◎モーツァルトは永遠という時間をクリエーションした
 あとがき

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